認知症の女性の貢献感を満たした笑顔が素敵でした

認知症の女性の貢献感を満たした笑顔が素敵でした

アドラーは
幸福の三条件の一つに

「貢献感を満たす」と言っています。

認知症のある利用者の女性。

ご自身のメイクは
したくない。

とおっしゃっていました。

化粧ケアでは
無理には化粧は
行いません。

ですので、
様子を見ていました。

他の方へ
メイクを行いながら。

そうしたら
ふと見ると

その女性
パフを手に取り

隣に座っていた女性へ
ファンデーションを
塗り始めました。

塗られていた女性は
日頃メイクはしない。

との事で
かなり赤面して
照れていましたが。

ファンデーションを
塗ってくださってる方は
真剣!!!

そして、笑顔!!!

あっという間に
お肌をキレイに
ファンデーションで
仕上げてくださいました。

その後、私が
眉を描き、
リップを塗って
メイクが出来上がり。

「キレイにファン―デーション
塗ってくださったので
リップも眉も映えて
美しさ際立ちました。
ありがとうございます」

とお礼を言うと。

満面の笑顔で
応えてくださった女性。

その後も、
メイク用品に
とても関心があり

1つ1つ手にとっては
確認したり。

ブラシを片付ける事を
手伝ってくださったり。

その事に
お礼を伝えると

「好きだからね」

と。

これって、
アドラーのいう
貢献感を満たしている
笑顔なんだな。

と感じたんです。

ふと、
メイクを行う
提供する

事を今までは
考えてきたけれど。

こうして、メイクしてあげたい。

その気持ちを
満たしていく化粧ケアが
あってもいいんだな。

と新しい視点を
見つけることが出来た私です。

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