ただ寄り添い話を聴いてほしい時

ただ寄り添い話を聴いてほしい時

今まで、病院で色々な方の死に直面する機会がありました。 手術室、救急外来という特性上、病棟看護師より少ない
とは思いますが。 私自身も、妹を亡くしています。 死の瞬間は分かりません。
自死でしたので対面した時は死後硬直した後。 それも、東京から高知へ帰るので、死の次の日の対面でした。 大切な人の死とはぽっかり穴が開いた様な。 何年経っても埋まる事のない悲しみが付きまといます。 妹の死より1年ほど経った頃その当時、職場の上司から 「豊永やっと笑ったな」 と言われました。
自分では気が付かないけれど 笑う事すら忘れてた。 大切な人を失うという事は想像以上に苦しく
どうしようもない悲しみに襲われます。 でも、この悲しみを家族と共有し
悲しみについて話すことが出来なかったんです。 母も悲しみにくれ。
妹は10歳下でしたし。
父とも話させなかった。 今思い出すと
妹を失った悲しみについて話し聴いてもらう事って殆どなかったな。 でも、心の中では凄く聴いてほしい。
この悲しみをわかってほしい。
辛いし苦しいと思ってました。 悩んだ時に、
話しを聴いてくれる。
心に寄り添ってくれる。 そんな場所があればいいのに。 強くそう思いました。 大切な人の死は 心に大きなダメージを与え
人からは想像もできない事を
しようとするなと。 改めて感じています。 だからこそ、私は
がんの方の心と外見のサポートを。 よりそいケアする事で
心が少しでも
安定して治療へ挑める。
社会へ復帰できる。 そんなサポートを
していきたいと
自らの経験より
強く感じています。

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